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「atGPって実際どうなの?」「発達障害でも使いやすいの?」
障害者向けの転職エージェントを探していると、必ず名前が挙がるのがatGP(アットジーピー)です。障害者転職支援の実績No.1を掲げていますが、発達障害(ADHD・ASD)の方にとって本当に使いやすいサービスなのでしょうか。
この記事では、ADHD当事者で転職を5回経験し、複数のエージェントを比較検討してきた立場から、atGPの特徴・メリット・注意点を本音で検証します。「どのエージェントを選ぶか」は転職の成否を大きく左右するので、判断材料をしっかり提供します。
制度的な参考情報として厚生労働省、就労支援についてはJEEDもあわせてご覧ください。フルリモートで働きたい方は発達障害者にとってフルリモートは天国だった件もあわせて参考にしてください。
atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障害者向けの転職支援サービスです。2003年のサービス開始以来、20年以上の実績があります。
項目 | 内容 |
|---|---|
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
サービス開始 | 2003年 |
求人数 | 常時1,000件以上(非公開求人含む) |
対応エリア | 全国(首都圏・関西圏が中心) |
利用料金 | 無料 |
必要要件 | 障害者手帳(申請中もOK) |
対応障害 | 身体・精神・知的・発達障害 |
意外と見落とされやすいんですが、atGPは「転職エージェント」だけではありません。以下3つのサービスの総称として提供されています。
サービス名 | 内容 | こんな人に |
|---|---|---|
atGP(エージェント) | 担当アドバイザーが付く転職支援 | すぐに転職したい方 |
atGPジョブトレ | 就労移行支援(雇用不安やスキル不足に対応) | ぞんぶトレーニングが必要な方 |
atGP求人サイト | 自分で求人を検索・応募 | マイペースで進めたい方 |
この「転職だけじゃない」点がatGP最大の特徴です。他のエージェントと違って、「今すぐは転職できないけれど、スキルを付けてから転職したい」というニーズにも対応できます。就労移行支援について詳しくは就労移行支援は何かもご覧ください。
SNSや口コミサイトで見られるatGPの評価を、その背景とともに説明します。
atGPが「発達障害に理解がある」と評価される背景には、atGPジョブトレという就労移行支援を運営していることが大きいと考えられます。
就労移行支援には発達障害の利用者が多く、スタッフは日々「集中が続かない」「口頭指示が苦手」という特性と向き合っています。その現場ノウハウが転職エージェント側にも共有されているため、他の一般的なエージェントより丁寧なヒアリングが期待できるわけです。
評価されるポイント
「面接で『合理的配慮として何が必要ですか』と聞かれたとき、どう答えればいいか」——これは発達障害者の転職で最も難しい質問の一つです。atGPの面接対策は、こういう「含みを持つ質問」への回答を一緒に練ってくれると評判です。
面接対策の詳しいテクニックは、発達障害者の転職面接対策完全マニュアルでも解説しています。
atGPの特徴的なポイントとして、就職後のフォローアップがあります。入社後に困ったことがあれば、アドバイザーに相談できる体制が整っています。
これは意外と軽視されやすいけれど、発達障害の転職では「入社後のミスマッチ」が起きやすいため、とても重要です。僕自身、5回転職したうち3社は「入社してみたら豍と違う」で辞めています。定着支援があるだけで、「一人で悩まなくてよい」という安心感は大きく違います。
転職後の定着についてもっと知りたい方は、発達障害者の転職後3ヶ月を乗り切る方法も参考になります。
良い面だけでなく、注意が必要な点も正直にお伝えします。選択を課める上で、メリットとデメリットを両方見て判断するのが大事です。
atGPの求人は首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と関西圏(大阪・京都・兵庫)に集中しています。地方在住の方は、求人数が限られる可能性があります。
エリア | 求人の充実度 |
|---|---|
首都圏 | 豊富 |
関西圏 | やや豊富 |
その他の都市部 | やや少ない |
地方 | 少ない |
僕も地方在住なので、この点は実感としてわかります。地方で転職を考えるなら、もう一手はフルリモート可能な求人を探すこと。現在は首都圏本社の企業でも、完全リモートで雇用してくれるケースが増えています。
全国対応のdodaチャレンジと併用し、リモート求人を両方で探すのがおすすめです。
atGPを利用するには、原則として障害者手帳を持っている(または申請中である)ことが条件です。手帳をまだ持っていない方は、まず取得を検討しましょう。
障害者手帳の取得については、障害者手帳のメリット・デメリット|発達障害で取得を迷っている方への完全ガイドで詳しく解説しています。
これはどの転職エージェントにも共通することですが、担当アドバイザーとの相性には個人差があります。
合わないと感じたら、遠慮なく担当変更を依頼しましょう。「せっかく担当してもらったのに」と遠慮して、ストレスを抱えたまま転職活動を続けるのは本末転倒です。転職エージェントはあくまで「ツール」だと割り切ると楽です。
年収600万円以上のハイクラス求人は、dodaチャレンジと比べるとやや少ない傾向があります。年収アップを重視する方は、複数のエージェントを併用するのが効果的です。
発達障害の方が利用することが多い2つのエージェントを比較します。
比較項目 | atGP | dodaチャレンジ |
|---|---|---|
求人数 | 常時1,000件以上 | 業界最大級 |
対応エリア | 首都圏・関西圏が中心 | 全国対応 |
発達障害への理解 | 深い(ジョブトレ運営の知見) | 深い(専門チームあり) |
サポートの手厚さ | きめ細かい個別対応 | 求人提案力が強い |
就労移行支援 | あり(atGPジョブトレ) | なし |
定着支援 | あり | あり |
ハイクラス求人 | やや少ない | やや多い |
結論:両方に登録するのがベスト
それぞれに強みがあるため、atGPとdodaチャレンジの両方に登録して、より多くの選択肢から自分に合った求人を見つけるのが最も効果的です。
複数のエージェントに登録しても費用はかかりません。むしろ、1社だけに頼ると選択肢が狭まるリスクがあります。僕自身、5回の転職で毎回複数のエージェントを併用して、「このエージェントだと出てこない求人」に出会うことで選択肢を広げてきました。
転職エージェント全体の比較は、発達障害者向け転職エージェント7社比較で詳しく解説しています。
以下に当てはまる方は、atGPの利用を特におすすめします。
紹介記事だからといって、誰にでもおすすめできるわけではありません。以下に当てはまる方は、他の選択肢を検討するべきです。
ステップ | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
1. 会員登録 | Webサイトから基本情報を入力 | 約5分 |
2. キャリアカウンセリング | アドバイザーと面談(オンライン可) | 約60分 |
3. 求人紹介 | 希望条件に合った求人の提案 | 登録後1〜2週間 |
4. 応募・面接 | 書類添削、面接対策のサポート付き | 企業による |
5. 内定・入社 | 条件交渉、入社準備のサポート | - |
6. 定着支援 | 入社後のフォローアップ | 入社後継続 |
オンラインで完結するので、自宅から気軽に始められます。面談はビデオでも電話でも選べるので、電話が苦手な方はビデオを選択しましょう。
A. 原則として手帳取得が推奨されます。ただ、「申請中」の状態でも登録を受け付けてもらえるケースがあります。手帳なしで転職したいなら、クローズ就労を検討して一般のエージェントを使う一手もあります。
A. もちろんです。むしろ併用推奨です。dodaチャレンジ、ミラトレ、サーナNextなどと併用して、より多くの求人を見た上で選択するのがスタンダードです。複数登録でサービス間の比較もしやすくなります。
A. その場で決める必要はありません。「持ち帰って検討します」でOKです。その場で迫られるようなエージェントは逆に警戒したほうがいいです。
A. atGPジョブトレは「就労移行支援」という公的サービスで、原則最長2年間、トレーニングを受けながら就職を目指します。一方atGP転職エージェントは、すぐ転職したい人向けの無料サービスです。状況に応じて使い分ける、または併用しましょう。
A. ブランクがあっても登録・利用は可能です。ただし、理由を説明できるように準備しておくとスムーズです。「体調を崩してリハビリしていた」「家族の介護をしていた」など、事実をそのまま伝えればOKです。
5回の転職経験から、転職エージェント選びで僕が伝えたいことを3つだけ書いておきます。
1社のエージェントに頼ると、そのエージェントの「手持ち求人」の中でしか選べなくなります。最低でも2、3社に登録し、選択肢を広げるのがセットです。
良いアドバイザーは、いきなり求人を提案してこず、まず「どんな仕事が合うか」「今まで何で辞めたか」を丁寧に聞いてくれます。逆に、初回面談で「この求人どうですか?」とゴリ押ししてくるエージェントは警戒です。
エージェント面談でも、企業面接でも、「どんな配慮が必要ですか?」と聞かれます。そのときに「えーと」と詰まらないように、事前に文章化しておくのがコツです。
例: 「口頭指示だけだと見落としが出やすいため、重要な事項はSlackなどチャットツールでも共有していただくと助かります」
これがあるだけで、エージェントも企業も「この人は自分の特性を理解してる」と採用ジャッジしてくれます。
atGPは、発達障害を持つ方の転職活動において信頼できるパートナーの一つです。
この記事のポイント:
「一人で転職活動を進めるのが不安」「発達障害の特性を理解してくれるエージェントを探している」という方は、まずはatGPに相談してみてください。無料で利用できるので、リスクはありません。
併用推奨のdodaチャレンジの詳細は、dodaチャレンジの評判を100人分析してわかった真実をご覧ください。
この記事は個人の体験に基づくものであり、医療的なアドバイスではありません。 発達障害の診断や治療については、必ず専門医にご相談ください。 また、記載されている情報は執筆時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。
社会人になってからADHDの診断を受けた当事者。地方在住でフルリモート勤務、年収800万円のフロントエンドエンジニア。転職5回の経験から、発達障害のある方のキャリア形成に役立つ情報を発信。
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